その肩こり、マッサージじゃ治らない理由

肩が重い、だるい、痛い…。多くの方が「肩こり」に悩まされ、マッサージや揉みほぐしに頼っていませんか?
「気持ちいいけど、すぐ元に戻る」「毎週通っても根本的には良くならない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

実は、マッサージだけでは根本から肩こりが改善しない理由があります

一時的にほぐれても、原因はそのまま

肩こりの大きな原因は「筋肉の緊張」ですが、その筋肉を緊張させている本当の原因は別のところにあります。
たとえば、

  • 姿勢の悪さ(猫背・巻き肩)
  • 長時間の同じ姿勢(デスクワーク・スマホ首)
  • 自律神経の乱れ
  • 内臓の不調(とくに胃腸)

これらが原因で筋肉に余計な負担がかかり、血流が悪くなってこりが起きているのです。
つまり、肩をいくら揉んでも、原因にアプローチしていない限りまた元に戻るというわけです。

鍼灸では「原因」に直接アプローチ

鍼灸治療は、肩だけを見ません。
たとえば「右の肩が痛い」という方でも、実は原因が骨盤の歪みや胃の疲れにあることも珍しくありません。

ツボや経絡を使って全体のバランスを整えることで、根本から肩こりを改善していくのが鍼灸の特徴です。
さらに、筋肉の深部にピンポイントでアプローチできるので、表面的なマッサージよりも即効性と持続力が高いと感じる方が多いです。

「通わなくてもいい体」がゴール

私の治療院では「その場で楽になる」だけでなく、「肩こりにならない体」を目指して施術しています。
必要な方には姿勢改善のストレッチや、食事・睡眠のアドバイスも行います。

大切なのは、「とりあえずマッサージ」ではなく、「なぜ肩がこるのか?」に目を向けること。

最後に

マッサージが悪いわけではありません。
リラックスや一時的な疲労回復にはとても良い方法です。
でも、「もう何年も同じ場所がつらい」「マッサージの効果が続かない」と感じているなら、それは根本治療のタイミングかもしれません。

この記事を書いた人

水上謙