水上謙 こんにちは、アズローネ鍼灸治療院、院長の水上です。
6月に入り、雨の日が多くなる季節になりましたね。気温も湿度も一気に高まり、ジメジメとした空気に体がついていかない…そんなお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか？
この時期、東洋医学では「湿（しつ）」＝湿気の影響が体に強く現れると考えられています。とくに「脾（ひ）」という消化吸収や水分代謝をつかさどる臓器が湿に弱く、体の内側から不調を引き起こすとされます。
こんな症状はありませんか？
- 朝起きても体が重だるい
- 関節がギシギシするように痛む
- なんだか頭が重く、スッキリしない
- 胃腸の調子が悪い、食欲がない
- 手足や顔がむくみやすい
こうした症状は、まさに「湿邪（しつじゃ）」の影響を受けているサイン。体の中に余分な水分が滞り、巡りが悪くなっている状態です。
鍼灸で「水の巡り」を整えましょう
鍼灸では、「気・血・水」の巡りを整えることで、自然治癒力を高めていきます。6月のような湿気の多い時期には、以下のようなツボを使った施術がおすすめです。
- 陰陵泉（いんりょうせん）：むくみやだるさを緩和
- 足三里（あしさんり）：胃腸の働きを助ける万能のツボ
- 三陰交（さんいんこう）：女性の体調管理や冷えにも有効
体質や症状に合わせて、あなたに最適なケアを提供いたします。
ご自宅でできる！梅雨時期のセルフケア
湿気対策は、日常生活でも意識することで改善できます。ぜひ以下のポイントを取り入れてみてください。
- 冷たい飲み物や生ものは控えめに
→ 胃腸の負担を減らしましょう - 軽い運動やストレッチで汗をかく
→ 体内の水分代謝を促進します - 「はと麦茶」「生姜」「ねぎ」「緑豆」などを食事にプラス
→ 体の中から“余分な湿”を排出しやすくしてくれます
最後に
6月は自然環境の変化が大きく、体調を崩しやすい時期です。
だるさやむくみ、不調を「梅雨だから仕方ない」と諦めず、早めにケアをすることが大切です。
当院では、季節に合わせた体調管理のアドバイスと、あなたに合ったオーダーメイド施術を行っています。気になる症状があれば、いつでもご相談くださいね。