こんにちは❕アズローネ鍼灸・美容鍼灸・整体院のドバ(土橋)です❕
今回は睡眠と自律神経の関係についてお話しします。

「夜中に何度も目が覚めてしまう」「一度目が覚めるとなかなか寝つけない」「十分な時間ベッドに入っているのに、朝から疲れている」。
このような睡眠の悩みを抱えている方は少なくありません。
夜中に何度も目が覚める状態は、一般的に「中途覚醒」と呼ばれます。
中途覚醒は一時的に起こることもありますが、何度も繰り返したり、長期間続いたりすると、日中の眠気や倦怠感、集中力の低下などにつながることがあります。
そして、「夜中に何度も目が覚めるのは自律神経が乱れているから?」と考える方も多いでしょう。
結論からお伝えすると、睡眠と自律神経には密接な関係がありますが、夜中に何度も目が覚める原因をすべて「自律神経の乱れ」だけで説明することはできません。
ストレスや生活リズムだけでなく、年齢、飲酒、カフェイン、寝室環境、痛み、睡眠時無呼吸症候群など、さまざまな要因が関係する可能性があります。
この記事では、夜中に何度も目が覚める原因と、睡眠と自律神経の関係について医学的・生理学的な視点からわかりやすく解説します。
夜中に何度も目が覚める原因とは?
結論|自律神経だけでなく複数の要因を考えることが大切
夜中に目が覚めること自体は、必ずしも異常ではありません。
人間の睡眠は、朝までずっと同じ深さで続いているわけではないからです。
睡眠中は、主に「ノンレム睡眠」と「レム睡眠」が周期的に繰り返されています。
ノンレム睡眠には深い睡眠が含まれ、レム睡眠では脳の活動が比較的活発になります。
この睡眠周期の中では、一時的に眠りが浅くなるタイミングがあります。そのため、夜中に短時間目を覚ますこと自体は珍しい現象ではありません。
問題になるのは、
- 一晩に何度も目が覚める
- 目覚めたあと長時間眠れない
- 睡眠不足によって日中の生活に支障が出ている
- この状態が長期間続いている
といったケースです。
この場合には、単に「自律神経が乱れている」と考えるのではなく、睡眠を妨げている原因を一つずつ確認することが重要です。
睡眠と自律神経の関係
自律神経は睡眠中も働いています
自律神経は、私たちが意識しなくても心拍・血圧・呼吸・消化・体温などを調節しています。
大きく分けると、
交感神経は活動や緊張に関係し、
副交感神経は休息や消化などに関係しています。
睡眠中も自律神経の活動は一定ではなく、睡眠段階によって変化します。
そのため、睡眠と自律神経は密接に関係しています。
ただし、「副交感神経を上げれば朝まで絶対に眠れる」というほど単純な仕組みではありません。
睡眠には自律神経だけでなく、脳内の睡眠・覚醒システムや体内時計なども関係しています。
体内時計も睡眠に大きく関係する
人間の身体には「概日リズム」と呼ばれる約24時間周期のリズムがあります。
一般的には「体内時計」と呼ばれているものです。
この体内時計によって、
- 睡眠と覚醒
- 体温
- ホルモン分泌
- 食欲
など、さまざまな身体機能のリズムが調節されています。
特に朝の光は、体内時計を調節する重要な刺激になります。
毎日寝る時間や起きる時間が大きく変わったり、夜遅くまで明るい環境で過ごしたりする生活が続くと、睡眠のリズムにも影響する可能性があります。
夜中に何度も目が覚める原因を考える場合は、夜だけではなく朝からの生活習慣を確認することも重要です。
夜中に何度も目が覚める代表的な原因
① ストレスや精神的な緊張
仕事や人間関係などのストレスが続いていると、布団に入っても考え事が止まらないことがあります。
「明日の仕事は大丈夫かな」
「今日の失敗が気になる」
など、寝る前や夜中に考え込んでしまう方もいるでしょう。
ストレスが強い状態では心身の覚醒が高まり、眠りに入りにくくなったり、目覚めたあと再び眠ることが難しくなったりする場合があります。
② 睡眠時間や生活リズムが不規則
平日は朝早く起きるのに、休日は昼近くまで寝ている。
このように起床時間が大きく変化すると、体内時計のリズムにも影響します。
また、昼寝が長すぎたり夕方以降に眠ったりすると、夜の睡眠に影響することがあります。
睡眠の悩みがある方は、「何時に寝るか」だけでなく、毎日の起床時間が大きくずれていないかも確認してみましょう。
③ カフェイン
コーヒーやエナジードリンク、緑茶などに含まれるカフェインには覚醒作用があります。
カフェインの影響が残る時間には個人差があるため、「夕方にコーヒーを飲んでも平気」という方もいれば、睡眠に影響を受ける方もいます。
夜中に何度も目が覚める方は、午後から夜にかけて摂取しているカフェイン量を一度確認してみるのもよいでしょう。
④ アルコール
「お酒を飲むと眠くなるから、睡眠には良い」と考える方もいます。
確かに飲酒後は眠気を感じることがあります。
しかし、アルコールは睡眠の後半を乱し、中途覚醒を増やす可能性があります。
寝酒が習慣になっている方で夜中に何度も目が覚める場合には、飲酒との関係も確認することが大切です。
⑤ 年齢による睡眠の変化
睡眠の状態は年齢によっても変化します。
年齢を重ねるにつれて深い睡眠が減少し、夜中に目を覚ましやすくなる傾向があります。
そのため、「昔は朝までぐっすり眠れていたのに、最近は途中で目が覚める」という変化がみられることがあります。
ただし、年齢のせいだから仕方がないと決めつける必要はありません。
生活習慣や睡眠環境を見直すことで改善できる部分もあります。
⑥ 首こり・肩こり・腰痛など身体の不調
身体に痛みや強い違和感があると、睡眠が妨げられることがあります。
例えば、
- 首が痛くて寝返りで目が覚める
- 肩こりが気になって眠れない
- 腰痛で同じ姿勢を続けられない
といったケースです。
このような場合は「自律神経を整える」という考え方だけでなく、睡眠を妨げている痛みや筋肉の緊張そのものへ対応することも重要です。
⑦ トイレで目が覚める
夜中に尿意で何度も目が覚める場合もあります。
寝る直前の水分摂取量だけでなく、泌尿器系の問題や服用している薬、その他の疾患などが関係することがあります。
頻繁に続いている場合には、自己判断せず医療機関へ相談することも検討しましょう。
⑧ 睡眠時無呼吸症候群
見逃したくない原因の一つが睡眠時無呼吸症候群です。
睡眠中に気道が狭くなり、呼吸が止まったり浅くなったりする状態を繰り返します。
本人は「夜中に目が覚める」程度にしか感じていない場合もあります。
特に、
- 大きないびきを指摘される
- 睡眠中に呼吸が止まっていると言われた
- 朝起きたときに頭痛がある
- 十分寝ても日中に強い眠気がある
といった場合は、一度医療機関へ相談することをおすすめします。
夜中に何度も目が覚めることについてよくある誤解
「すべて自律神経の乱れが原因」は間違い
中途覚醒があると、「自律神経が乱れている」と説明されることがあります。
しかし、ここまで紹介したように、夜中に何度も目が覚める原因には多くの可能性があります。
ストレスや生活リズムが関係していることもあれば、飲酒やカフェイン、身体の痛み、睡眠時無呼吸症候群などが関係している場合もあります。
そのため、最初から自律神経だけに原因を限定しないことが重要です。
「8時間連続で眠れないと睡眠不足」とは限らない
必要な睡眠時間には個人差があります。
また、夜間に一度も覚醒しないことだけが「良い睡眠」の条件ではありません。
夜中に一時的に目が覚めても、すぐに再入眠できており、日中に強い眠気や支障がなければ、過度に気にしなくてもよいケースがあります。
むしろ「絶対に8時間眠らなければ」と強く意識することが、睡眠への不安につながる場合もあります。
「寝酒をすればぐっすり眠れる」は注意が必要
アルコールを飲むと眠気が出るため、寝つきが良くなったように感じることがあります。
しかし、アルコールは睡眠の質を低下させたり、睡眠後半の覚醒を増やしたりする可能性があります。
そのため、睡眠のために飲酒することを習慣化するのはおすすめできません。
「早く寝れば寝るほど良い」とは限らない
眠くないのに「明日のために寝なければ」と早い時間からベッドへ入ると、ベッドの中で起きている時間が長くなることがあります。
すると、
「また眠れない」
「あと○時間しか眠れない」
と焦り、さらに覚醒してしまうことがあります。
睡眠では、単純にベッドにいる時間を増やすことより、規則的な起床時間を保つことなどが重要です。
「鍼灸で自律神経を整えれば必ず眠れる」とは言えません
鍼刺激と睡眠や自律神経活動については研究されていますが、鍼灸を受ければ必ず朝まで眠れるようになると断定することはできません。
睡眠障害にはさまざまな原因があり、原因によって必要な対応も異なります。
そのため鍼灸を行う場合にも、「自律神経を整えればすべて解決する」と考えるのではなく、現在の症状や生活習慣、身体の状態を確認することが重要です。
アズローネ鍼灸治療院でのアプローチ
睡眠だけでなく身体の状態や生活習慣も確認します
夜中に何度も目が覚める場合、「眠れない」という症状だけに注目してしまいがちです。
しかし、前半でお伝えしたように、夜中に何度も目が覚める原因は一つではありません。
ストレスや生活リズムだけでなく、
- 首こり・肩こり
- 背中の張り
- 腰痛
- 身体の緊張感
- デスクワークの時間
- 運動習慣
- 睡眠時間
- 就寝・起床時間
- カフェインや飲酒の習慣
などが複合的に関係している場合があります。
そのため当院では、「自律神経が乱れているから鍼をする」と単純に考えるのではなく、現在のお悩みや身体の状態、生活習慣などを確認したうえで施術をご提案しています。
鍼灸ではどのようにアプローチする?
「夜中に何度も目が覚める場合、鍼灸で改善できますか?」という疑問を持つ方もいるでしょう。
鍼灸と不眠については研究が行われていますが、研究の質や結果にはばらつきがあり、鍼灸を受ければ必ず中途覚醒が改善すると断定することはできません。
一方で、睡眠の悩みを抱えている方の中には、
- 首や肩が常にこっている
- 背中に力が入っている
- 身体が緊張している
- 慢性的な痛みがある
といった身体症状を同時に抱えている方もいます。
このような場合には、身体の状態を確認しながら鍼灸を行います。
鍼刺激によって筋肉の緊張や痛みにアプローチし、身体を休めやすい状態づくりをサポートすることが目的です。
鍼灸と自律神経の関係
鍼刺激と自律神経活動との関係については、さまざまな研究が行われています。
鍼による刺激は末梢神経を介して中枢神経系へ伝わり、自律神経系を含む生理反応に影響を与える可能性が考えられています。
ただし、自律神経は非常に複雑なシステムです。
「このツボへ鍼をすると副交感神経が上がる」「鍼を受ければ自律神経が正常に戻る」と単純に説明できるものではありません。
当院でも、自律神経を必ず整えるという表現ではなく、現在の症状や身体の緊張など、施術でアプローチできる部分を確認することを大切にしています。
整体を組み合わせる場合もあります
睡眠に悩んでいる方の中には、デスクワークやスマートフォンの使用によって首・肩・背中の緊張が強くなっている方もいます。
例えば、仕事中に長時間同じ姿勢が続くと、首や肩の筋肉は頭や腕を支えるために働き続けます。
その状態のまま夜を迎えると、
「布団に入っても肩に力が入っている」
「首の位置が気になって眠れない」
「寝返りをすると身体が痛くて目が覚める」
といったケースもあります。
当院では必要に応じて整体を組み合わせ、首・肩・肩甲骨・背中などの動きを確認します。
睡眠そのものを整体で「治す」という考え方ではなく、睡眠を妨げている身体の痛みや緊張がある場合に、その部分へアプローチするという考え方です。
夜中に何度も目が覚める方が今日からできる対策
① 起床時間をなるべく一定にする
睡眠を整えようとすると、「何時に寝るか」ばかりを気にする方が多いかもしれません。
しかし、体内時計を考えるうえでは起床時間も重要です。
平日は7時に起きているのに、休日だけ11時や12時まで寝ると、睡眠・覚醒のリズムがずれやすくなります。
毎日完全に同じ時間でなくても構いません。
まずは休日も含めて、起床時間が大きく変わりすぎないようにしてみましょう。
② 朝に光を浴びる
朝起きたらカーテンを開け、自然光を浴びることもおすすめです。
光は体内時計を調節する重要な刺激の一つです。
朝に光を浴びる習慣をつけることで、夜に自然な眠気が生じるリズムを整える助けになります。
睡眠の対策というと夜だけを変えようとしがちですが、良い睡眠の準備は朝から始まっています。
③ 日中に適度に身体を動かす
デスクワーク中心で一日中ほとんど身体を動かさない方は、日中の活動量を見直してみましょう。
例えば、
- 20〜30分程度歩く
- 昼休みに散歩する
- 階段を使う
- 仕事の合間に立ち上がる
- 軽いストレッチをする
など、無理なく続けられる範囲で構いません。
適度な運動は健康維持だけでなく、睡眠の質を改善するための生活習慣としても推奨されています。
④ カフェインを摂る時間を見直す
夜中に何度も目が覚める方は、コーヒーやエナジードリンクなどを飲む時間も確認してみましょう。
カフェインへの感受性には個人差があります。
夕方以降にコーヒーを飲む習慣がある方は、少し早い時間までにしてみることで睡眠への影響を確認できます。
コーヒーだけでなく、緑茶・紅茶・エナジードリンクなどにもカフェインが含まれているため注意しましょう。
⑤ 寝酒を習慣にしない
お酒を飲むと眠気が出るため、「寝るためにお酒を飲んでいる」という方もいるかもしれません。
しかし、アルコールは睡眠後半を乱し、夜間の覚醒を増やす可能性があります。
また、飲酒量が増えると睡眠時無呼吸を悪化させる可能性もあります。
「お酒を飲んだ日は寝つきがいいけれど、夜中に何度も起きる」という方は、飲酒との関係を確認してみましょう。
⑥ 寝る直前までスマートフォンを見続けない
スマートフォンが睡眠に影響する理由は、光だけではありません。
SNSや動画、ゲームなどを見続けることで脳が覚醒したり、「あと少しだけ」と就寝時間そのものが遅くなったりすることがあります。
いきなり「寝る2時間前からスマホ禁止」など厳しいルールを設定する必要はありません。
まずは、
「寝る30分前になったらスマホを置いてみる」
など、続けやすい方法から始めてみましょう。
⑦ 夜中に時計を何度も確認しない
夜中に目が覚めると、
「今何時だろう?」
と時計を確認したくなります。
そして、
「あと4時間しか眠れない」
「また起きてしまった」
と考えることで、焦りや不安が強くなる場合があります。
時間を確認することが習慣になっている方は、時計やスマートフォンを何度も見ないようにすることも一つの方法です。
「眠らなければ」と頑張りすぎないことも大切
睡眠に悩んでいる方ほど、
「今日は絶対7時間寝なければ」
「途中で起きたらダメ」
「明日仕事だから早く寝なければ」
と睡眠を強く意識することがあります。
しかし、「眠らなければ」という焦りによって覚醒が高まり、さらに眠れなくなることがあります。
夜中に目が覚めても、すぐ眠れないからと焦る必要はありません。
長時間眠れず苦痛が強い場合には、一度ベッドを出て、暗めで静かな環境で落ち着いて過ごし、眠気が出てから再びベッドへ戻る方法もあります。
このような場合は医療機関へ相談しましょう
夜中に何度も目が覚める状態が続いている場合、鍼灸やセルフケアだけで対応しない方がよいケースもあります。
特に、
- 中途覚醒が長期間続いている
- 日中に強い眠気がある
- 仕事や運転に支障が出ている
- 大きないびきを指摘される
- 寝ている間に呼吸が止まっていると言われた
- 朝起きたときに強い頭痛がある
- 夜間の頻尿が続いている
- 強い不安や気分の落ち込みが続いている
- 痛みで毎晩目が覚める
といった場合には、一度医療機関へ相談することをおすすめします。
睡眠時無呼吸症候群などが疑われる場合には、専門的な検査や治療が必要になることがあります。
まとめ|夜中に何度も目が覚める原因を「自律神経」だけで考えないことが大切
夜中に何度も目が覚める原因には、睡眠と自律神経の関係だけでなく、さまざまな要因があります。
ストレスや生活リズムの乱れだけでなく、
- カフェイン
- アルコール
- 運動不足
- 年齢による睡眠の変化
- 首こりや肩こりなどの身体症状
- 夜間頻尿
- 睡眠時無呼吸症候群
などが関係している場合があります。
そのため、「夜中に何度も目が覚める=自律神経が乱れている」と決めつけず、自分の睡眠を妨げている原因を一つずつ確認することが重要です。
まずは起床時間を整える、朝に光を浴びる、日中に身体を動かす、カフェインや飲酒を見直すなど、できることから始めてみましょう。
アズローネ鍼灸治療院へご相談ください
アズローネ鍼灸治療院では、「自律神経を整えれば眠れる」という一つの考え方だけで施術を行うのではなく、現在の症状や身体の状態、生活習慣などを丁寧に確認することを大切にしています。
夜中に何度も目が覚める方の中でも、
「首や肩がこって身体が休まらない」
「背中の張りが強く、寝ても疲れが取れない」
「身体に力が入っている感じがする」
「慢性的な痛みが睡眠の妨げになっている」
といった場合には、鍼灸や整体によって筋肉の緊張や身体の動きにアプローチすることができます。
必要に応じて鍼灸と整体を組み合わせながら、お一人おひとりの身体の状態に合わせた施術をご提案します。
また、施術だけで終わらせず、睡眠習慣や日常生活で取り入れやすいセルフケアについてもお伝えしています。
「夜中に何度も目が覚める」「睡眠が浅く、朝起きても疲れている」「首肩こりや身体の緊張も気になる」という方は、お気軽にアズローネ鍼灸治療院へご相談ください。
症状の内容を確認し、必要に応じて医療機関での評価もご案内しながら、無理のない範囲で鍼灸・整体による身体のケアをサポートいたします。

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