こんにちは❕アズローネ鍼灸・美容鍼灸・整体院のドバ(土橋)です❕
今回は慢性的な頭痛についてお話しします。

「頭痛が頻繁に起こる」「頭痛薬を飲むと楽になるけれど、また繰り返す」「デスクワークをしていると首がこって頭まで痛くなる」。
このような慢性的な頭痛に悩んでいる方は少なくありません。
頭痛にはさまざまな種類があり、すべての頭痛が首から起こるわけではありません。しかし、緊張型頭痛や一部の頸性頭痛では、首や肩まわりの筋肉・関節の状態が症状に関係していることがあります。
特に、デスクワークやスマートフォンの使用時間が長い方では、頭が前に出た姿勢が続き、首や肩の筋肉へ負担が集中しやすくなります。
そのため、慢性的な頭痛を繰り返している場合は、頭だけではなく首・肩・姿勢など身体全体の状態を確認することが大切です。
この記事では、慢性的な頭痛は首が原因なのか、鍼灸・整体で考える改善方法について、医学的・生理学的な視点からわかりやすく解説します。
結論|首が関係する頭痛もあります
結論からお伝えすると、慢性的な頭痛の中には首の筋肉や関節、姿勢などが関係しているものがあります。
代表的なのが「緊張型頭痛」です。
緊張型頭痛では、頭の両側を締めつけられるような痛みや圧迫感がみられることがあります。首や肩のこりを伴う方も少なくありません。
また、「頸性頭痛」と呼ばれる、首の構造や機能の問題に関連して頭部に痛みを感じるタイプもあります。
一方で、片頭痛など首以外の要因が大きく関係する頭痛もあります。
そのため、「頭痛=首こりが原因」と決めつけることはできません。
頭痛の種類や症状を確認したうえで、適切に対応することが重要です。
なぜ首の状態が頭痛に関係するのか
首と頭は神経を通じて密接につながっている
首の上部から後頭部にかけては、多くの筋肉や神経が存在しています。
特に首の深い部分にある「後頭下筋群」は、頭の位置を細かく調整する役割を持っています。
パソコンやスマートフォンを長時間使用して頭が前に出た姿勢になると、これらの筋肉が緊張し続けることがあります。
その結果、後頭部から頭にかけて痛みや重だるさを感じる場合があります。
三叉神経と上位頸椎の神経が関係する
首と頭痛の関係を考えるうえで重要なのが、神経の仕組みです。
顔や頭部の感覚に関係する「三叉神経」と、首の上部から出る神経は、脳幹付近で情報が集まる領域を持っています。
そのため、首から入った刺激を脳が「頭からの痛み」として認識することがあります。
これを関連痛といいます。
「首がつらくなると後頭部やこめかみまで痛くなる」という方では、このような神経の仕組みが関係している可能性があります。
頭が前に出る姿勢が首への負担を増やす
成人の頭は数kg程度の重さがあります。
本来であれば背骨の上に頭が乗ることで、骨格と筋肉が協力して頭を支えています。
しかし、猫背やスマホを見る姿勢によって頭が前方へ移動すると、首の後ろ側の筋肉は頭が倒れないように働き続けなければなりません。
特に、
- 後頭下筋群
- 僧帽筋
- 肩甲挙筋
- 頭板状筋
などへの負担が増えやすくなります。
この状態が長時間続くことが、首こりや肩こりを伴う頭痛の一因になる場合があります。
長時間同じ姿勢も影響する
デスクワークでは、数時間ほとんど身体を動かさないこともあります。
筋肉は動くことで収縮と弛緩を繰り返しますが、同じ姿勢を長時間維持すると特定の筋肉が持続的に働くことになります。
その結果、首や肩に疲労感やこりを感じやすくなります。
特に「夕方になると頭痛が出る」「仕事が忙しい日に頭痛が起こりやすい」という方は、作業姿勢や休憩の取り方も確認してみることが大切です。
ストレスや睡眠も頭痛に関係する
慢性的な頭痛は、筋肉や姿勢だけで説明できるものではありません。
心理的ストレスや睡眠不足、生活リズムなども頭痛に影響することがあります。
ストレスが続くと身体が緊張しやすくなり、無意識に肩へ力が入ったり、歯を食いしばったりする方もいます。
また、睡眠不足や不規則な生活は片頭痛を含む頭痛の誘因になることもあります。
そのため、慢性的な頭痛は首だけを見るのではなく、生活習慣まで含めて考えることが重要です。
慢性的な頭痛でよくある誤解
「頭痛は全部首こりが原因」は間違い
頭痛があり、同時に首もこっていると「首こりが原因だ」と考えたくなるかもしれません。
しかし、頭痛にはさまざまな種類があります。
代表的なものとして、
- 緊張型頭痛
- 片頭痛
- 群発頭痛
- 頸性頭痛
などがあります。
さらに、頻度は高くありませんが、脳や血管などの病気によって頭痛が起こることもあります。
そのため、頭痛の種類を考えずに首だけを施術するのは適切ではありません。
首を強く揉めば頭痛が改善するとは限らない
「首が硬いから強く揉めばいい」と考える方もいますが、刺激が強ければ良いわけではありません。
強すぎる刺激によって痛みや違和感が増すこともあります。
特に頭痛が出ているときは、その日の状態を確認しながら適切な刺激量を選択することが重要です。
頭痛薬を飲むこと自体が悪いわけではない
「薬を飲まずに我慢した方がいい」と考える必要もありません。
頭痛の種類によっては適切な薬物療法が重要です。
一方で、頭痛薬の使用頻度が多くなると、薬剤の使用過多に伴う頭痛が問題になることがあります。
頭痛が頻繁にあり、薬を使う回数が増えている場合は、医療機関へ相談することをおすすめします。
姿勢を良くすれば必ず頭痛がなくなるわけではない
姿勢は首への負担に関係しますが、頭痛には睡眠、ストレス、運動、食事、ホルモン変化など複数の要因が関係する場合があります。
そのため「姿勢さえ直せば治る」と考えるのではなく、自分の頭痛がどのような状況で起こりやすいのかを把握することが大切です。
頭痛が起こった時間や睡眠時間、仕事量などを記録しておくと、自分の頭痛のパターンを見つける手がかりになることがあります。
アズローネ鍼灸治療院でのアプローチ
頭痛だけでなく首・肩・姿勢まで確認します
慢性的な頭痛は、頭だけを見ても原因が分かりにくいことがあります。
そのため当院では、
- 首や肩の筋肉の緊張
- 頸椎の動き
- 肩甲骨の可動域
- 猫背や巻き肩などの姿勢
- 呼吸の状態
- デスクワークやスマートフォンの使用時間
- 睡眠や生活習慣
などを確認しながら、お一人おひとりの身体の状態を評価します。
特に「首こりが強くなると頭痛が出る」「夕方になると頭が重くなる」という方では、首や肩への負担が症状に関係している可能性があります。
ただし、頭痛にはさまざまな種類があるため、鍼灸・整体だけで対応するのではなく、必要に応じて医療機関での評価を優先することも大切です。
鍼灸で考える慢性的な頭痛へのアプローチ
鍼灸は「頭痛を必ず治す」施術ではありませんが、緊張型頭痛などに対して補助的な選択肢として研究されています。
鍼刺激によって、首や肩まわりの筋緊張の緩和や、痛みの感じ方に関係する神経系へ影響を与える可能性が報告されています。
首・肩の筋肉が過度に緊張している場合には、
- 後頭部
- 首
- 肩
- 肩甲骨まわり
などの状態を確認し、必要な部位へ鍼施術を行います。
筋肉の緊張が和らぐことで、首を動かしやすくなったり、重だるさが軽減したりすることが期待できます。
ただし、鍼灸の効果や反応には個人差があります。
整体を組み合わせるメリット
慢性的な頭痛では、首や肩の筋肉だけでなく、姿勢や肩甲骨の動きが関係している場合があります。
例えば、猫背で頭が前に出た状態では、首の後ろ側の筋肉が長時間働き続けます。
このような場合、筋肉だけをほぐしても日常生活で同じ姿勢が続けば、再び負担がかかりやすくなります。
そのため当院では必要に応じて整体を組み合わせ、
- 背中の動き
- 肩甲骨の動き
- 胸まわりの柔軟性
- 姿勢のバランス
なども確認します。
鍼灸で筋肉の緊張を和らげ、整体で身体の動きを整えることで、首へ負担が集中しにくい状態を目指します。
慢性的な頭痛を繰り返さないために大切なこと
施術だけでなく、日常生活の見直しも重要です。
慢性的な頭痛は、仕事や生活の中で繰り返される小さな負担が積み重なっている場合があります。
例えば、毎日8時間以上パソコンを使用している方の場合、週に一度施術を受けても、それ以外の時間ずっと頭が前に出た姿勢を続けていれば首への負担は繰り返されます。
そのため、日常生活でできる対策を合わせて行うことが大切です。
自宅や職場でできるセルフケア
1時間に1回は姿勢を変える
長時間同じ姿勢を続けることは、首や肩への負担を増やします。
1時間に1回程度を目安に、
- 立ち上がる
- 軽く歩く
- 肩を回す
- 背伸びをする
など、短時間でも身体を動かしましょう。
数分でも姿勢を変えることで、同じ筋肉へ負担が集中し続けるのを防ぎやすくなります。
スマートフォンの位置を見直す
スマートフォンをお腹の近くで持つと、頭を大きく下げる姿勢になりやすくなります。
できるだけ目線に近い高さまで端末を上げ、長時間うつむき続けないように意識してみましょう。
また、使用時間が長い場合は定期的に休憩を挟むことも大切です。
肩甲骨を動かす
首こりが強い方は、肩甲骨の動きも悪くなっている場合があります。
肩をゆっくり大きく回したり、肩甲骨を軽く寄せたりする運動を取り入れることで、首や肩まわりの筋肉を動かしやすくなります。
痛みが出るほど無理に動かす必要はありません。
睡眠を整える
睡眠不足は頭痛の誘因になることがあります。
できるだけ起床・就寝時間を一定にし、睡眠時間を確保しましょう。
また、休日に極端に長く寝たり、平日との睡眠時間の差が大きくなったりすると、頭痛につながる方もいます。
自分の生活リズムを一定に保つことがポイントです。
頭痛日記をつけてみる
慢性的な頭痛がある方には、頭痛日記もおすすめです。
記録する項目としては、
- 頭痛が起こった時間
- 痛みの強さ
- 痛む場所
- 睡眠時間
- 天候
- ストレス
- 薬を飲んだかどうか
などがあります。
1〜2か月程度記録すると、「仕事が忙しい日に多い」「寝不足の翌日に出る」など、自分の頭痛のパターンが見えてくる場合があります。
このような頭痛は医療機関を優先してください
慢性的な頭痛の多くは命に関わるものではありませんが、頭痛の中には重大な病気が隠れていることがあります。
次のような症状がある場合は、鍼灸や整体より先に医療機関を受診してください。
- 突然起こった非常に激しい頭痛
- 今まで経験したことのない強い頭痛
- 手足のしびれや麻痺を伴う
- 言葉が出にくい
- 意識がもうろうとする
- 高熱や強い吐き気を伴う
- 頭をぶつけたあとから頭痛が続く
- 日を追うごとに頭痛が強くなっている
これらの症状では、脳血管障害や感染症などの可能性を否定する必要があります。
また、頭痛の頻度が増えている方や、頭痛薬を頻繁に使用している方も、一度医療機関へ相談することをおすすめします。
まとめ|慢性的な頭痛は首だけでなく身体全体を確認することが大切です
**慢性的な頭痛は首が原因なのか?**という疑問に対しては、「首が関係している頭痛もあるものの、すべての頭痛が首から起こるわけではない」というのが答えです。
特に、
- 首こり・肩こりが強い
- 長時間デスクワークをしている
- 頭が前へ出る姿勢が多い
- 首がつらくなると頭痛も出る
という方では、首や肩まわりの筋肉や関節の状態が頭痛に関係している可能性があります。
一方で、片頭痛やその他の頭痛では、首以外の要因も大きく関係します。
そのため、慢性的な頭痛を改善するためには、頭だけを見るのではなく、首・肩・姿勢・睡眠・ストレスなどを総合的に確認することが大切です。
アズローネ鍼灸治療院では、お一人おひとりの頭痛の特徴や身体の状態を丁寧に確認し、必要に応じて鍼灸と整体を組み合わせた施術をご提案しています。
首や肩の筋肉の緊張を和らげるだけでなく、肩甲骨や背中の動き、姿勢まで確認し、首へ負担が集中しにくい身体づくりをサポートします。
「頭痛を繰り返している」「首こりと一緒に頭痛が出る」「薬を飲むだけでは不安」「自分の頭痛に首が関係しているのか知りたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。
症状や生活習慣を確認しながら、お身体の状態に合わせた施術とセルフケアをご提案いたします。

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