首こり・ストレートネックの原因とは?|姿勢と首の負担を解説

こんにちは❕アズローネ鍼灸・美容鍼灸・整体院のドバ(土橋)です❕

今回は首こり、ストレートネックについてお話しします。

「デスクワークをしていると首が重くなる」

「スマホを見ている時間が長く、首が前に出ている気がする」

「病院や整体でストレートネックと言われたことがある」

「姿勢を良くしようとしているのに、なかなか首こりが楽にならない」

このようなお悩みはありませんか?

首こり・ストレートネックについて調べると、「スマホが原因」「姿勢が悪いから」「首のカーブがなくなっているから」など、さまざまな情報が出てきます。

しかし、最初に知っておきたいのは、

首こりは、首の形や姿勢だけで決まるものではない

ということです。

長時間のデスクワークやスマートフォン操作、同じ姿勢を続ける時間、身体活動量、首や肩周辺の筋肉への負担、睡眠、ストレスなど、複数の要因が重なって首の症状につながることがあります。

また、「ストレートネックだから必ず首が痛くなる」「首のカーブを元に戻せば首こりが治る」と単純に考えることもおすすめできません。

今回は、首こり・ストレートネックの原因、姿勢と首への負担の関係、よくある誤解、セルフケア、そしてアズローネ鍼灸治療院での考え方について詳しく解説します。

首こり・ストレートネックとは?

まずは「首こり」と「ストレートネック」を分けて考えてみましょう。

首こりとは?

首こりは正式な病名ではなく、一般的には首の後ろや首から肩にかけて感じる、

・重さ
・だるさ
・張り
・こわばり
・動かしにくさ
・痛み

などを表現するときに使われる言葉です。

首には頭を支えるための多くの筋肉があります。

代表的なものには、僧帽筋、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋、頭板状筋などがあります。

さらに首の骨である「頸椎(けいつい)」、椎間板、靱帯、関節、神経など、さまざまな組織によって頭を支え、動かしています。

そのため、「首がこる」という症状があっても、全員が同じ原因とは限りません。

ストレートネックとは?

人間の首には7個の頸椎があります。

横から見ると、一般的に頸椎はゆるやかに前方へカーブしています。これを「頸椎前弯(けいついぜんわん)」といいます。

ストレートネックという言葉は、この頸椎のカーブが少なく、比較的まっすぐに見える状態を表す際によく使われています。

ただし、

ストレートネック=病気

と単純に考える必要はありません。

また、レントゲンで首がまっすぐに見えることと、本人が感じている首こりや痛みの強さが必ず一致するわけでもありません。

首の形だけで症状のすべてを説明するのではなく、実際にどのような症状があり、どのような生活をしているかまで含めて考えることが大切です。

首こり・ストレートネックの原因

① 長時間同じ姿勢が続いている

首こり・ストレートネックについて考えるうえで、日常生活の姿勢は確認しておきたいポイントの一つです。

特に、

・パソコン作業
・スマートフォン操作
・ゲーム
・読書
・細かな手作業

などでは、頭を前に出した姿勢になりやすくなります。

頭が前に出ると首にはどんな負担がかかる?

頭部にはある程度の重さがあるため、首の筋肉は常に頭を支えるために働いています。

頭が身体の中心より前方に位置した姿勢が続けば、首の後ろ側にある筋肉などが姿勢を維持するために活動する必要があります。

ただし、ここで注意したいのは、

「頭が前に出た姿勢=必ず首こりになる」わけではない

ということです。

姿勢と首の痛みについては多くの研究がありますが、その関連性は単純ではありません。

重要なのは一瞬の姿勢だけを見ることではなく、

「その姿勢をどのくらい長く続けているか」

「途中で身体を動かしているか」

「普段どの程度身体を動かしているか」

なども含めて考えることです。

② デスクワークで首を動かす機会が少ない

デスクワークをしている方は、何時間もほぼ同じ位置で画面を見ていることがあります。

問題になりやすいのは、単に「猫背だから」「姿勢が悪いから」ということだけではありません。

身体を動かさない時間が長くなることにも目を向ける必要があります。

同じ姿勢を保つためにも筋肉は活動しています。

これを「等尺性収縮」といいます。

等尺性収縮とは、筋肉の長さを大きく変えずに力を出している状態です。

たとえば重い荷物を持ち上げなくても、腕を同じ位置に保っているだけで疲れてきます。

首も同じです。

パソコン画面を見るために頭の位置を長時間保っていれば、首や肩周辺の筋肉に負担がかかることがあります。

そのため、

「良い姿勢を一日中キープする」より、「こまめに姿勢を変える」

ことを意識してみましょう。

③ スマートフォンを見る時間が長い

スマートフォンを見るときは、自然と視線が下がりやすくなります。

電車の中やソファ、ベッドなどで長時間スマートフォンを使用していると、首を曲げた姿勢が長く続くことがあります。

ただし、

「スマホを見るとストレートネックになる」

と断定するのは適切ではありません。

スマートフォンの使用時間だけでなく、使用するときの姿勢、途中で姿勢を変えているか、運動習慣、仕事中の姿勢なども関係します。

対策としては、

・スマートフォンを少し高い位置に持つ
・長時間連続して見続けない
・途中で首や肩を動かす
・一度立ち上がって歩く

など、無理なく続けられる工夫がおすすめです。

④ 首だけでなく肩甲骨や背中の動きが少ない

首こりだからといって、首だけを見ればよいとは限りません。

腕を動かすときには肩関節だけでなく、肩甲骨や胸椎も一緒に動いています。

胸椎とは、背骨のうち胸の高さにある部分です。

デスクワーク中心の生活になると、

・腕を頭より高く上げる
・背中を伸ばす
・身体をひねる
・肩甲骨を大きく動かす

といった動作が少なくなりがちです。

身体全体の活動量が低下した状態で首だけに負担が集中している場合、首だけを揉んだり伸ばしたりするより、肩・肩甲骨・背中なども含めて身体を動かすことが大切になる場合があります。

⑤ 睡眠・疲労・ストレスなども関係する

首こりは、単純に筋肉や姿勢だけの問題ではありません。

痛みや不快感は、身体から送られてきた情報を脳が処理することで感じます。

そのため、睡眠不足や疲労、心理的ストレスなども、痛みの感じ方に関係する可能性があります。

「仕事が忙しい時期だけ首がつらくなる」

「睡眠不足が続くと首や肩が重い」

という方もいるでしょう。

このような場合、

「ストレスで首が硬くなっている」

と一つの原因だけに決めつけるのではなく、

・睡眠時間が減っていないか
・休憩が取れているか
・長時間同じ姿勢になっていないか
・身体を動かす時間が減っていないか

なども一緒に確認してみることが大切です。

よくある誤解

① ストレートネックなら必ず首が痛くなる?

これは首こり・ストレートネックについて特に多い誤解の一つです。

首の姿勢と首痛との関連を調べた研究では、首に痛みがある成人で頭部が前方に位置する傾向が報告されているものがあります。

一方で、すべての姿勢指標で首痛との関連が一貫して確認されているわけではありません。

つまり、

「姿勢と首の症状にはまったく関係がない」

とも、

「ストレートネックだから首こりになる」

とも単純には言えません。

首の形だけを見るのではなく、症状・動き・活動量・生活習慣などを総合的に考える必要があります。

② 正しい姿勢をずっと保てばいい?

「首こりを改善するには背筋を伸ばさなければ」

と思い、一日中胸を張って姿勢を維持しようとしていませんか?

実はこれも注意が必要です。

どんなに見た目がきれいな姿勢でも、長時間同じ状態でいれば身体は疲れます。

無理に胸を張り、

・肩に力を入れる
・あごを強く引く
・背中を反らせる

といった姿勢を続ければ、かえって疲れてしまうこともあります。

大切なのは、

「正解の姿勢を固定すること」ではなく「姿勢を適度に変えること」

です。

仕事中なら定期的に立つ、歩く、肩を回すなど、身体を動かす時間を作ってみましょう。

③ 首のカーブを元に戻せば首こりは治る?

「ストレートネックを矯正して、首のカーブを正常に戻しましょう」

という表現を見かけることがあります。

しかし、施術によって骨格を簡単に理想的な形へ戻し、それによって首こりが必ず治ると考えるのは適切ではありません。

首の形には個人差があります。

さらに首こりには、姿勢だけでなく、活動量、仕事環境、筋肉への負荷、睡眠、痛みの感じ方など複数の要因が関係します。

そのためアズローネ鍼灸治療院では、

「ストレートネックを元の形に戻す」ことだけを目的にするのではなく、現在困っている症状や動作を確認する

ことを大切にしています。

首こり・ストレートネックには運動も大切

慢性的な首の症状では、身体を適切に動かすことも重要です。

頭部前方位と首痛がある方を対象とした研究では、首周辺の運動や姿勢に関連した運動などが検討されています。

ただし、

「このストレッチをすればストレートネックが治る」

という万能な運動があるわけではありません。

まずは、

・長時間座り続けない
・定期的に立ち上がる
・首を痛くない範囲で動かす
・肩を回す
・腕を上げる
・ウォーキングなどで全身を動かす

といった取り組みから始めるのもよいでしょう。

無理に首を強く伸ばしたり、痛みを我慢して動かしたりする必要はありません。

首こりで医療機関への相談を優先した方がよい症状

首のつらさをすべて「ストレートネックのせい」と考えることにも注意が必要です。

次のような症状がある場合は、鍼灸や整体だけで様子を見るのではなく、医療機関での評価を優先してください。

・転倒や交通事故後から強い首の痛みがある
・腕や手に強いしびれがある
・腕や手に力が入りにくくなっている
・ボタンを留めるなど細かな動作がしにくい
・歩きにくさやふらつきが出ている
・発熱や強い体調不良を伴う
・安静にしていても強い痛みが続く
・症状が急激に悪化している
・排尿や排便の異常など、普段と違う神経症状がある

このような場合には、頸椎や神経などの問題が関係していないか確認することが大切です。

首こり・ストレートネックに鍼灸は何ができる?

鍼灸を受けると「ストレートネックそのものが治る」と考えている方もいるかもしれません。

しかし、鍼によって頸椎の形を直接変えるわけではありません。

鍼刺激は皮膚や筋肉などの組織に加わり、その刺激は感覚神経を通じて神経系へ伝えられます。

首の痛みに対する鍼治療についても研究されていますが、研究方法や比較対象によって結果には違いがあります。

そのため、

「鍼をすればストレートネックが治る」

「一度の施術で首こりがなくなる」

といった説明は適切ではありません。

鍼灸は、慢性的な首の痛みや首こりに対する補助的なケアの選択肢の一つとして考えることが大切です。

アズローネ鍼灸治療院では首だけでなく身体全体を確認します

吉祥寺で首こり・ストレートネックにお悩みの方に対して、アズローネ鍼灸治療院では「ストレートネックだから首に鍼をする」という単純な考え方だけで施術を組み立てるのではなく、一人ひとりの状態を確認することを大切にしています。

首の動きを確認

まず、

・左右を向く
・上を向く
・下を向く
・首を傾ける

など、首の基本的な動きを確認します。

どの方向で動かしにくいのか、どの動作で症状が出るのかを見ることで、その方の状態を把握するための参考にします。

肩・肩甲骨・背中まで確認

首こりがあるからといって、首だけに負担の原因があるとは限りません。

必要に応じて、

・肩
・肩甲骨周辺
・背中
・胸まわり
・腕

などの状態や動きも確認します。

身体全体の動きを見ながら、その方に合わせて施術部位や刺激量を調整します。

日常生活についても確認

施術後に楽になっても、毎日の生活で首への負担が繰り返されれば、再び症状を感じることがあります。

そのため、

・仕事でパソコンを使う時間
・スマートフォンを見る時間
・運動習慣
・睡眠
・症状が出やすい時間帯
・普段の姿勢や身体の使い方

なども必要に応じて確認します。

そして、生活の中で無理なく取り入れられるセルフケアや身体の動かし方をご提案します。

鍼灸+日常生活の見直しで考える

首こり・ストレートネックへの対策は、施術だけですべてを解決しようとするのではなく、日常生活も一緒に見直すことが大切です。

たとえば、

・30〜60分を目安に一度姿勢を変える
・仕事の合間に立ち上がる
・スマートフォンを長時間見続けない
・首や肩を無理のない範囲で動かす
・ウォーキングなどで活動量を確保する
・睡眠時間を確保する
・肩やあごに力が入っていないか確認する

などがあります。

すべてを一度に行う必要はありません。

まずは、

「同じ姿勢を続ける時間を少し減らす」

というところから始めてみるのもおすすめです。

まとめ|首こり・ストレートネックは姿勢だけで判断しないことが大切

首こり・ストレートネックについて、

「姿勢が悪いから」

「スマホを見すぎているから」

「首のカーブがなくなっているから」

と、一つの原因だけに決めつけてしまうことがあります。

しかし、首こりには、

・長時間同じ姿勢を続けること
・デスクワークやスマートフォン操作
・首や肩周辺への負荷
・肩甲骨や背中を動かす機会
・身体活動量
・睡眠
・疲労やストレス
・痛みの感じ方

など、複数の要因が関係する可能性があります。

また、ストレートネックだからといって必ず首こりが起こるわけではなく、首の形だけで症状の強さを判断することもできません。

だからこそ大切なのは、

「首の形を治すこと」だけを目的にするのではなく、今の首にどのような負担がかかっているのかを考えることです。

吉祥寺で首こり・ストレートネックにお悩みの方、デスクワークで首の重さを繰り返している方、マッサージを受けてもすぐにつらくなる方は、一度身体の状態を確認してみませんか?

アズローネ鍼灸治療院では、首だけを見るのではなく、肩・肩甲骨・背中などの動きや、普段の生活でどのように身体を使っているかも確認しながら、一人ひとりに合わせた施術を行っています。

鍼灸に加えて、必要に応じて身体全体への施術や、ご自宅で取り入れやすいセルフケアについてもお伝えしています。

「首がいつも重い」

「ストレートネックと言われて不安」

「デスクワークをすると首がつらくなる」

「自分の首こりに何が関係しているのか知りたい」

そんな方は、アズローネ鍼灸治療院までお気軽にご相談ください。

吉祥寺で首こり・ストレートネックにお悩みの方のご予約・お問い合わせをお待ちしております。

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この記事を書いた人

水上謙