首肩こりは「後ろを揉む前に、前を伸ばす」


こんにちは!鍼灸師の水上謙です。

今日は、首肩こりに悩んでいる方に向けて、

「首肩をマッサージする前に、前側の筋肉を伸ばしてください」

というテーマでお話します。

現代人の首肩こりは、ほとんどが
・デスクワーク
・スマホ姿勢
・猫背姿勢
この3つに関係しています。

つまり、「後ろが悪い」というより、前側が縮みすぎている状態なんですね。

人類、前かがみでスマホを見る生き物になりました。進化ってたまに雑です。

体は「前」と「後ろ」の綱引きでできている

体を横から見ると、

  • 前側の筋肉 → 屈筋(くっきん)
  • 後ろ側の筋肉 → 伸筋(しんきん)

に分かれます。

前側の筋肉は、

  • 首を前に倒す
  • 肩を内巻きにする
  • 背中を丸める
  • 股関節を曲げる

などの動きを担当します。

逆に後ろ側の筋肉は、

  • 背筋を伸ばす
  • 肩甲骨を寄せる
  • お尻を後ろに引く

などの役割があります。

この前後の筋肉は、綱引きみたいな関係です。

両方が同じくらいの張力なら、姿勢は真ん中に保たれます。

でも、

  • 前側だけ強い
  • 後ろ側がサボる

こうなると、姿勢は簡単に崩れます。

これが、

  • 猫背
  • 巻き肩
  • スマホ首
  • 首肩こり
  • 腰痛

につながっていきます。

なぜ首肩がこるのか?

本来、頭の重みは背骨で支える構造になっています。

でも姿勢が崩れると、骨で支えられません。

すると何が起きるか。

筋肉が代わりに頑張ります。

つまり首肩こりは、

「筋肉が弱い」ではなく、

「筋肉が頑張らされている」

状態なんですね。

なので、後ろをひたすら揉むだけでは不十分です。

まずやるべきは、

前側の縮んだ筋肉を伸ばすこと。

今日は、その中でも特に重要な2つを紹介します。

① 大胸筋ストレッチ

胸の筋肉、大胸筋です。

ここが縮むと、

  • 肩が内巻きになる
  • 猫背になる
  • 首が前に出る

という状態になります。

やり方

  • 壁に手をつく
  • 肩の高さくらいにセット
  • 足を前後に開く
  • 体を反対側へひねる

これで胸が伸びます。

30秒くらい、呼吸を止めずに行ってください。

さらに、

  • 真横
  • 少し斜め上
  • さらに斜め上

という感じで角度を変えると、より効果的です。

② 胸鎖乳突筋ストレッチ

次は胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)。

首の横にある筋肉です。

スマホ首の人は、ここがガチガチです。

この筋肉は、

「首を前に出す姿勢」

でずっと働き続けています。

つまり、デスクワーク姿勢で酷使されている筋肉です。

やり方

  • 右を向く
  • そのまま斜め上を見る
  • 右手で鎖骨あたりを軽く押さえる

すると、首の前側が伸びます。

反対側も同様です。

ここは結構刺激が強いので、

10秒 × 3セット

くらいがおすすめです。

30秒ぶっ通しは、結構きついです。

人間、首が締まると本能的に「生き延びたい」ってなるので。設計として正常です。

首肩こりは「後ろの問題」ではなく「前の問題」

首肩がつらいと、

  • 肩を揉む
  • 首を押す
  • マッサージする

をやりがちです。

もちろんそれも悪くないです。

でも、本当に大事なのは、

「なぜそこが頑張っているのか?」

を考えること。

前側が縮んでいるから、後ろが頑張らされている。

だから、

  • 胸を開く
  • 首の前を伸ばす
  • 後ろ側を使える姿勢を作る

これが重要です。

健康は気合いじゃない、設計です。

毎日5分でも、前側を伸ばす習慣を作るだけで、首肩はかなり変わってきます。

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水上謙